創業81年。石灰石とセピオライトで産業を支え続ける企業です|近江鉱業株式会社

JR近江長岡駅からほど近くにある近江鉱業株式会社は、創業81年を迎える米原市を代表する企業のひとつです。
百名山である伊吹山から採れる上質な「石灰石」と海外鉱物である「セピオライト」から、多様な環境関連製品を開発、製造、販売する会社です。

高品質、高機能な製品を提供し続けることで、「この地に在って欲しい」「社会になくてはならない」企業となり、100年企業を目指しています。

昭和19年(1944年)2月、長岡石灰工業株式会社として発足。設立当初は近江長岡駅近くの山から石灰石を採掘し石灰製品を製造していました。

近江長岡駅の近くに位置していたこともあり、工場から線路を敷き、貨物列車で石灰製品を運搬しておりました。現在も本社の裏手にはその名残が残っています。

社名を現在の近江鉱業株式会社に変更した後、昭和32年(1957年)からは愛知製鋼株式会社(トヨタグループの子会社)の経営参加を受け、現在に至ります。

「石灰石は、日本で唯一100%自給自足できる資源です。近江鉱業は、石灰石の自社鉱山を持つ会社です。
採掘した石灰石から水と土と空気を変える多様な環境関連製品をつくる会社なのです。」と総務部の上阪洋一さんは語ります。

採掘した石灰石を粉砕すると「タンカル(炭酸カルシウム)」になります。
タンカルは産業に欠かせない存在。道路工事、ガラス、農業用肥料、家畜用飼料などに使われています。
また火力発電の燃焼排ガス中の亜硫酸ガス除去にも使われます。

石灰石を焼成すると「生石灰(酸化カルシウム)」になり、それに水を加えると「消石灰(水酸化カルシウム)」になります。
生石灰は製鋼や土質改良などに使用されます。消石灰はごみ焼却施設の排ガスの中和、水処理、食品添加物などに使用されます。

もうひとつの事業が「ミラクレー®️」です。セピオライトという粘土鉱物を高機能加工したもので、トイレの脱臭剤や塗料、建材などに使われます。

近江鉱業の事業は、一般の方には目に触れる機会が少ないですが、社会に必要とされる多種多様な製品をつくり、業績に安定感があります。
着実な成長を続ける優良企業です。全国鉱山保安表彰(経済産業大臣賞)など、多方面から表彰も受けています。

従業員数は101名(うち女性は19名)。パート従業員も従事しています。

雰囲気は、のびのびとしてアットホーム。伊吹山の麓の自然と空気が、そうさせてくれるのかもしれません。上阪さんは「従業員は、おっとりして、やさしい人が多いです。」と語ります。

仕事内容は部署によってさまざまです。

営業部では、企業を顧客とした営業活動を行い、名古屋には支店も構えています。本社横にある技術センターでは商品開発と品質保証を担います。特に技術センターは、女性職員が多く従事している部門です。

総務部では、経理、労務、人事、備品・設備等の調達、会社財産の管理のほか、会社の収益管理、CSR推進、教育など幅広い業務を行っており、会社の要となる部署です。

工場は、本社隣の長岡工場のほか、大野木工場、小田(やないだ)工場、弥高採鉱場、ミラクレー工場があります。
長岡工場のほか、大野木工場、小田(やないだ)工場では、交替勤務が発生します。製造機械の操作、点検が中心です。
製造機械を自社で修理を行う設備保全課もあります。機械、電気の専門部署です。

必要な資格(電気・機械など)は入社後に取得できるよう会社がしっかりバックアップします。

実際に工場を見学させていただきました。現場は広大な敷地が広がっています。
もちろん危険が伴う仕事であるため、保全に努め、徹底した安全管理を行っています。

製造は機械がしてくれます。社員が操作盤で操作し、監視、保守、点検等を行います。

労働時間は1日7時間45分です。残業はほとんどありません。ワークライフバランスを実現できます。

昼休憩は12:00~13:00の1時間。近隣に住んでいる人は、自宅に帰って食事をとる方もいます。
さらに勤務日には1日470円の補食手当がつきます。毎日のことだからこそ、うれしい制度です。

住居手当は、居住形態にかかわらず全員に支給されます。

また、親睦を兼ねた「親睦補助金制度」があり、年1回、1人 1万円が支給されます。職場内の雰囲気づくりやコミュニケーションに役立てられています。

「以前は旅行などをしていましたが、現在は各部署ごとの飲食会形式になりました。飲食会の場所は各部署の個性が感じられて楽しいですよ。」と上阪さんは笑顔で話してくれました。 

従業員の年齢層は45歳以上が中心ですが、30〜40代の方も活躍しています。現在は世代交代の時期を迎えており、次世代を担う若い力を積極的に求めています。

上阪さんは、合同説明会などにも参加しながら、会社の魅力を直接伝える取り組みも行っています。

「従業員がやりがいを持って働ける環境をつくるため、研修制度も充実させました。社内研修に加えて、外部研修やマネジメント研修も積極的に取り入れ、適材適所の人材配置を行っています。明るく、協調性があり、コミュニケーション能力のある若者に来ていただきたいです。工場、営業、総務(社員・パート)で幅広く募集をしています。」

「近江商人の理念に『三方よし:売り手よし、買い手よし、世間よし』がありますが、近江鉱業はそれを引き継ぎ、『四方よし:従業員によし、会社によし、お客様によし、社会によし』という理念を掲げています。
従業員全員がこの精神を大切にし、新しい時代に向き合えるように取り組んでいます。」

「すぐそばには伊吹山があり、豊かな自然に包まれています。ドライブやスキーなどのレジャーやスポーツも楽しめます。またスーパーやコンビニも近く便利です。県外から就職して結婚し、この地で暮らしている社員もおり、住みやすい環境だと思います。」

また、地域とともに歩む企業としての姿勢も強く感じられます。
「近江鉱業は環境をつくる会社です。地域を大切にしています。2024年7月に起こった伊吹山の土砂災害では、集落に流れ込んだ土砂の受け入れに協力しました。さらに2025年4月には、米原市と『伊吹山植生復元プロジェクトの連携協力に関する協定書』を締結しました。」

近年では、シカの食害によって伊吹山の緑が失われつつあります。環境保全に取り組む企業ならではの意識の高さが感じられます。

近江鉱業は、社員一人ひとりの成長と幸せを大切にしています。
福利厚生も充実し、長く勤められる環境が整っています。思いや考えがあれば、どんなことでも相談できる雰囲気があります。意思を持って取り組めば、誰もが成長できる企業です。

伊吹山のふもとの自然に囲まれたこの地で、大きな志を持ってのびのびと働いてみませんか。

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会社情報

近江鉱業株式会社
〒521-0242 滋賀県米原市長岡1780
近江長岡駅から約1分
近江長岡から徒歩約3分
0749-55-2549
https://www.omi-mining.co.jp/