パワーショベルやブルドーザーなど、建設現場で活躍する大きな機械。
その力強い動きを支えているのは、外からはなかなか見えない小さな部品たちです。

滋賀県長浜市に本社を構える扶桑工業ふそうこうぎょう株式会社は、建設機械や産業機械、農業機械などに使われる部品を製造している会社です。長浜市内の長浜工場・新庄工場、そして米原市岩脇いおぎにある近江工場の3拠点で、それぞれの役割を持ちながら、ものづくりに取り組んでいます。

今回お話を伺ったのは、代表取締役社長の髙橋 善孝さんと、常務取締役 サポートセンター長の吉井 浩二さん。

「ものづくりに興味がある方は、ぜひ来ていただきたいです。ものを作ること、その作り方を考えること、寸法や精度を管理すること。ものづくりの中にも、いろんな仕事があります」

そう話す言葉からは、単なる製造業ではなく、一人ひとりが工夫しながら成長できる現場の空気が伝わってきました。

もくじ

・米原市や長浜市周辺で、安定して働ける仕事を探している人
・未経験からものづくりの仕事に挑戦してみたい人
・学歴や前職に関係なく、現場で力をつけていきたい人
・コツコツ取り組む仕事や、機械を扱う仕事に興味がある人
・地域に根ざした会社で、長く働きたい人

扶桑工業が手がけているのは、建設機械や農業機械、産業機械などに使われる部品です。

たとえば、パワーショベルの足回りに使われる転輪。
油圧ポンプの性能を左右するレギュレーター。
アルミダイキャストを使ったギアポンプユニット。
エンジンに関わる部品加工。

どれも、普段の暮らしの中で目にすることは少ないかもしれません。けれど、建設現場や農業、産業の現場では欠かせない重要な部品ばかりです。

長浜工場ではエンジン事業や油圧空圧事業、新庄工場ではバルブ事業、米原市の近江工場では建設機械足回り事業を担っています。工場ごとに役割があり、3拠点11ラインで、それぞれの製品づくりが進められています。

「バラバラの部品を作るだけではなく、加工して、組み立てて、試験をして、ユニットとして納める仕事もあります」部品をただ作るだけではなく、機械の性能を支える状態まで仕上げていく。
そこに、扶桑工業のものづくりの強みがあります。

機械加工の面白さについて、取材ではこんなお話がありました。

「自分が思ったこと、プログラムした通りに形ができていく。品質の良いものができていくところが面白い」

金属を削り、形を整え、求められる精度に近づけていく仕事。
また扶桑工業では、溶解したアルミニウムを高圧で型に流し込み、複雑な形状の部品を効率的に作り出す「アルミダイカスト」によるものづくりも行っています。

製品によっては、ミクロン単位の精度が求められることもあります。1ミリの1000分の1という、とても細かな世界です。

一方で、近江工場で扱う建設機械の足回り部品は、強さや耐久性が大切になります。パワーショベルの走行や重量を支える部品だからこそ、「減らないこと」「壊れにくいこと」が求められます。細かな精度を追いかける仕事もあれば、大きく重い部品を丈夫に仕上げる仕事もある。
扶桑工業のものづくりには、製品ごとに違う面白さがあります。

製造業と聞くと、「専門知識がないと難しそう」「機械のことがわからないと無理かも」と感じる人もいるかもしれません。

でも、扶桑工業では未経験からのスタートも可能です。

もちろん、営業や技術職などは専門的な知識が必要になる場面もあります。けれど、まずは現場で仕事を経験し、会社のものづくりを知ることから始められます。

社内では、マシニングや検査など、仕事に関わる資格取得を支援する制度もあります。資格を取得すれば、給与に反映されることもあるそうです。

入社後は座学での新入社員研修もあり、社会人としての基礎、ものづくりの基礎技術、品質、設備、ISO規格、VM活動など、扶桑工業で働くうえで必要な考え方を学ぶ機会があります。「最初から全部できる人」ではなく、働きながら覚えていく。
そんな入り口があることは、未経験の人にとっても安心材料になりそうです。

(左)代表取締役社長 髙橋 善孝さん(右)常務取締役 サポートセンター長 吉井 浩二さん

扶桑工業の採用キーワードは「やんちゃ」。

この言葉だけ聞くと少し驚くかもしれませんが、「悪いことをする人」ではなく「自らが良いと思った行いを、信念に基づいて動ける人」と説明されています。

取材でも、来てほしい人について「元気」「貪欲に頑張ってくれる人」「学歴は関係ない」という言葉が出ていました。

実際に、製造現場の課長職の中には高卒で入社し、現場で力をつけて役職に就いている方もいるそうです。技術職から製造課長へと進んだ方、若い頃から経験を積んで現場を任されるようになった方など、現場での頑張りがキャリアにつながる環境があります。

また、中途入社の方も多く、途中から入っても、やる気次第で役職に就くことができます。これまでの経歴だけで判断されるのではなく、今からどう働くかを見てもらえる。
それは、地方で新しく仕事を探す人にとっても心強いポイントです。

製造現場というと、男性中心のイメージを持つ方もいるかもしれません。

扶桑工業でも男性が多い職場ではありますが、近年は女性の活躍も広がっています。取材では、女性の係長が3名いること、現場や品質管理、経理など、それぞれの場所で力を発揮していることが語られました。

なかには、もともと英語の先生をしていた方が転職し、パートから社員、そして係長へとステップアップした例もあるそうです。

また、ベトナム出身の社員も30名ほど在籍しており、近くのアパートから自転車で通勤している方もいるとのこと。地元出身者だけでなく、さまざまな背景を持つ人が働いているのも、扶桑工業の特徴です。

彦根・長浜・米原など、地元から通う社員が多く、全体の8〜9割近くがこの地域にゆかりのある人たちだそうです。地域に根ざした会社でありながら、外から来た人も受け入れる空気があります。

扶桑工業では、フルタイムだけでなく、パートタイムでの働き方もあります。

たとえば、子どもが学校に行っている時間だけ働きたい方や、家庭の都合に合わせて時間を限定したい方も、働き方を相談できるそうです。取材では「9時から15時まで」といった働き方の話も出ていました。

また、男性の育休取得の実績もあり、子育て世代にとっても働きやすさを考えられる環境があります。

製造現場では、配属先によって2交代勤務になる場合もあります。慣れるまでは生活リズムに工夫が必要ですが、希望や適性については、まず話を聞いてもらえるとのことでした。

移住やUターンを考える人にとって、仕事だけでなく、家族の暮らしや通勤時間も大切なポイントです。扶桑工業では、自家用車で通勤する人が多く、長浜・米原・彦根などから30分圏内で通っている人が多いそうです。「できるだけ住まいの近くで働きたい」
「子育てしながら、地域で仕事を見つけたい」
そんな人にとっても、検討しやすい職場のひとつになりそうです。

扶桑工業では、毎年5月30日頃に創業記念式典を開催しています。
式典では、社長の挨拶や社員表彰のほか、記念講演、宴会なども行われ、200名前後が参加する大きな行事になるそうです。

そのほかにも、納涼祭、スポーツ大会、バーベキューなど、社員同士が交流できる機会があります。参加はそれぞれのスタイルに合わせながらも、会社の中で横のつながりをつくれる場があるのは、地域に移ってきた人にとっても嬉しいポイントです。

職場だけでなく、人との関係も少しずつ広がっていく。
扶桑工業には、そんな地域企業らしいあたたかさもあります。

扶桑工業では、VM活動にも力を入れています。
VMとは「ビジュアルマネジメント」のことで、経営や現場の状況を見える化する取り組みです。

売上や利益、各ラインの状況などを見えるようにすることで、自分たちの仕事が会社にどうつながっているのかが分かりやすくなります。
取材でも、各ラインがそれぞれ独立採算のように数字を持ち、自分たちのラインの状況を把握しているという話がありました。

数字が見えるからこそ、課題も見える。
課題が見えるからこそ、改善の工夫が生まれる。

ただ指示された作業をこなすのではなく、自分たちで考えながら、より良いものづくりを目指していく。そこに、扶桑工業らしい現場の面白さがあります。

最後に、移住希望者や地元で仕事を探している方に向けて、こんなメッセージをいただきました。

「ものづくりに興味がある方は、ぜひ来ていただきたいです。ものを作ることも、その作り方を企画することも、寸法や精度を管理することも、いろんな仕事があります。長浜工場は琵琶湖からも近く、風光明媚な自然の中にあります。いろんな移住のパターンがあると思いますが、ぜひお越しください」

米原市や長浜市で暮らしながら、世界の機械を支えるものづくりに関わる。
未経験から現場を知り、資格を取り、少しずつできることを増やしていく。

扶桑工業は、そんな働き方ができる会社です。

ものづくりに興味がある方。
地元で長く働ける場所を探している方。
新しい環境で、自分の力を試してみたい方。

まずは一度、扶桑工業の仕事を知るところから始めてみませんか?

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会社情報

扶桑工業株式会社
【長浜工場】〒526-0043滋賀県長浜市大戌亥町730番
  【新庄工場】〒526-0011滋賀県長浜市新庄馬場町350番地
  【近江工場】〒521-0091滋賀県米原市岩脇593番地
【長浜工場(代表本社)】0749-62-2451
  【新庄工場】0749-65-6111
  【近江工場】0749-52-3701
https://fusoco.co.jp/

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