

滋賀県米原市の東北に位置し、関西一の集客を誇るスキー場「グランスノー奥伊吹」の麓にある、川に囲まれた山村地域を「東草野(ひがしくさの)」と呼びます。
この東草野地域で、甲津原(こうづはら)、曲谷(まがたに)、甲賀(こうか)、上板並(かみいたなみ)という4つの集落で構成されている「東草野農業振興会」。それぞれの集落が協力し合いながら、今も地域の農地を守り、農業を続けています。

「東草野農業振興会」では、米作りがメインですが、在来種である伊吹そばやみょうがの栽培なども行いながら、自然の恵みをうまく活かし、集落の未来を支える仕組みづくりに取り組んでいます。
高齢化が進み、人手が少なくなっている今だからこそ、新しい仲間と一緒に、この地域を守り育てていきたいという思いを持っています。自然が豊かで、季節の移ろいを体いっぱいに感じられるこの場所で、地域と関わる暮らしを始めてくれる人を募集しています。

東草野の一番の魅力は、なんといっても豊かな自然です。
澄んだ空気と清らかな水が当たり前にあるこの地域では、春になると山の目覚めとともに山菜が芽吹き、夏は涼しい気候のなかで川遊びやバーベキューが楽しめます。秋には、山は色づき、地域によっては山から松茸が顔を出すこともあり、季節ごとの恵みを、みんなで喜び合いながら味わっています。
冬には雪がしっかりと降りますが、スキー場があるおかげで主要道路はきれいに除雪されていて安心です(笑)。地域のみんなで協力して行う除雪作業も、この土地ならではの風物詩のひとつです。
山菜採りや川魚釣り、そばの栽培など、自然の営みに寄り添った暮らしには、手間もありますが、その手間をみんなで楽しむ文化があります。
観光地のような“見せる”田舎ではなく、“暮らす”ことを大切にしている東草野。
昔からずっと住んでいる人にとっては当たり前の景色や営みも、都会から来た人にはきっと新鮮で、心に残る体験になる、そんな“魅せる”田舎が、ここにはあります。

まずは農業の基本的な作業から一緒にやっていきましょう。
もちろん、農業の経験はなくても、農業に興味を持って取り組んでもらえる人なら大丈夫です。
営農組合では田植えや稲刈り、草刈りといった、いわゆる「百姓仕事」が活動の中心になります。
でも、やってほしいのは農作業だけではありません!
私たちがまだ手をつけられていないこともたくさんあって、そういったことにも一緒にワクワクしながら取り組んでいけたらと思っています。
地域の人との関わり方など、最初は慣れないことも多いかもしれません。
でも、ゆっくり時間をかけて地域に溶け込んでいけるよう、私たちも全力でサポートします。
自然の中で汗をかいて、地元の人と話しながら、少しずつ“地域の一員”になっていく・・・そんな関わり方を、私たちも一緒に目指していきたいと思います。



私たちが一番大切にしているのは、ズバリ「人柄」です。
農業の経験や知識は必要ありません。
明るくて、前向きで素直、地域の人と気さくにコミュニケーションがとれる方なら、もうそれだけで大歓迎です。
東草野には、地域の農地を守りながら、みんなで和気あいあいと作業する空気があります。
作業のときはお昼になると、みんなでごはんを囲んで他愛もない話をしながら盛り上がることも多く、そんな時間が自然と仲間との距離を縮めてくれます。
そして、東草野らしい合言葉があります。
「楽しく百姓しよう!」
農業の知識や技術は、興味さえあれば自然と身についていくものです。毎年同じ作物を育てていても、天気や環境によって出来栄えはまったく違います。だからこそ、毎年が新しい挑戦。むしろ、私たちが知らないことのほうが多いくらいなので、どんどん調べて、どんどん新しい農業にチャレンジしていってほしいと思っています。
まずは少し勇気を出して、私たちに会いに来てください。その一歩が、あなたにとっても、私たちにとっても、大きな一歩になると信じています。

注釈:本記事は『令和8年度 水源の里 農業みらいつくり隊員募集業務』の一環で取材した内容を再編集しています